
久しぶりにKIND OF LOVE聴きました。やはり良くまとまったアルバムだなぁと思いました。超名作とは言わなくても、これほどのアルバムを無名アーティストが出していたと思うとぞっとします。当時、偶然このアルバムを聴いていた人は、Mr.Childrenというバンドのブレイクが容易に予想できたのではないでしょうか。
で、この曲、ギターの静かな音から入るイントロはポップな感じの曲が多いこのアルバムの中で、とても印象的です。
そんなイントロの後の歌いだし
もう二人は 子供じゃない だけど
いたずらに ただ 傷ついてくだけ
うん、重いよ

で、一気にテンションが下がるわけですが、テンションを下げられたまま後半に行って、桜井さんの
う〜う〜う〜う〜
という泣き声とも取れるようなか弱い叫び声を聴くと、不思議と気持ちが高ぶってしまいます。もちろん騒ぎたい!!とか、走り回りたい!!というテンションになるような高ぶりではなく、胸のうちから何かがこみ上げてくるような感じになります。まさに桜井マジック!!
この曲は本当に名曲です。ミスチルの曲の中で、「泣ける曲」をピックアップしていったら、確実に上位に食い込んでくるのではないでしょうか。